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(一社)日本印刷産業機械工業会(日印機工、森澤彰彦会長)とプリプレス&デジタルプリンティング機材協議会(プリデジ協、辻重紀会長)の共催による「IGAS2022(国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展)」が11月24日から28日までの5日間、東京ビッグサイトにおいて開催される。統一テーマは、「Venture into the innvation!〜新たなイノベーションへの挑戦〜」。コロナ禍以降の印刷業界では、初のビックイベントとなる「IGAS2022」は、リアル展を主軸としつつ、リモートを併用したハイブリッド形式で開催され、国内外に広く最新情報を発信していく。 [事前情報 随時更新中!]

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IGAS2022、スペシャルナビゲーターに大橋未歩さん決定

イベント企画を発表〜多彩な情報を会場からライブ配信

 「IGAS2022(国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展)」で展開されるイベント企画が発表された。
 今回のIGASでは、スペシャルナビゲーターにフリーアナウンサーの大橋未歩さんを迎え、IGAS2022の見どころやイベントの紹介、トップインタビューなどを生配信する「IGAS LIVE TV」を実施。加えて、印刷会社およびブランドオーナー企業をパネリストとして招聘し、ビジネスに直結する具体的で有用な情報を提供する「PANEL DISCUSSION」、IGAS全体のトレンドや様々なテーマを設定して専門的な情報を提供する「TOUR」、中小印刷会社やプリントバイヤー、プランドオーナーに向けて、出展者が共同で印刷ビジネス拡大のためのヒントを提供する特設ゾーンの「INNOVATIVE BUSINESS ZONE」などを実施する。

IGAS2022 公式ホームページより


【イベント概要】(予定)


(1)IGAS LIVE TV
 スペシャルナビゲーターにフリーアナウンサーの大橋未歩さんを迎え、様々なコンテンツをライブ配信する。

〈IGAS LIVE TV Opening&Message〉
 スペシャルナビゲーターの大橋未歩さんによるIGASメッセージや展示会実況中継などを行う。

〈IGAS Viewpoint〉
 INNOVATIVE BUSINESS ZONE、JPEX SMART FACTORY ZONEなどのイベントを紹介する。

〈IGAS Top Interview〉
 メイン出展企業の経営者トップヘのインタビュー。出展の狙いや今後の事業展開などについて語ってもらう。

〈IGAS Insight〉
 IGAS2022における最新のテクノロジーやソリューションについてわかりやすく解説する。

〈IGAS Topics〉
 会期中、毎朝発刊されるIGAS DAILY NEWSと連動してIGASの最新情報や見どころを紹介する。

〈IGAS Live Tour〉
 見学ツアーをリアル配信&アーカイブ配信する。


(2)PANEL DISCUSSION
 印刷会社およびブランドオーナー企業をパネリストに迎え、ビジネスに直結する具体的で有用な情報を提供していく。また、同パネルディスカッションはオンラインでアーカイブ配信される。

【キーノートセッション】

「DX(デジタルトランスフォーメーション)と印刷産業の接点を考える」
 近年のデジタルメディアの進展は、市場や顧客の消費行動などに大きな変化をもたらしており、様々な分野でDXへの取り組みが叫ばれているが、印刷産業における考え方は、装置としてのデジタル化に留まっている。同セッションでは、広い視野でDXについての考え方を学びながら印刷産業としての接点、ビジネスとしての関わり方や考え方をディスカッションしていく。
  11月26日(土)14時〜16時
  会場=605+606会議室(定員200名)

「Smart Factory化がもたらす未来の印刷工場」
 第四次産業革命と呼ばれる昨今、IoTやAIなどを利用して自動化や省人化を実現するSmart Factory化が様々な製造分野で語られるようになってきている。同セッションでは、一つの製造分野としての印刷工場における、現在のステージと本質的な課題を明らかにしながら、将来に向けて、どのような形を目指すのか、Smart Factoryを先導する印刷会社各社とともに議論していく。
  11月24日(木)14時〜16時
  会場=102会議室(定員100名)

「印刷ビジネスにおける高付加価値化・キャッシュポイントを考える」
 印刷物はその小ロット・多品種化が進み、デジタル印刷システムの利用も高まる中で、印刷ビジネスの高付加価値化は急務となっている。同セッションでは、単なるインク・オン・ペーパーではなく、印刷ビジネスそのものを高付加価値化していくための印刷の前後左右にある多様なキャッシュポイントとその考え方についてブランドオーナーを交えて議論していく。
  11月25日(金)11時〜13時
  会場=102会議室(定員100名)

「インダストリアル印刷市場におけるデジタル印刷の可能性」
 印刷技術とは、世の中のありとあらゆるものに彩を与えるものと定義され、その範囲は印刷用紙だけでなく、ラベル・パッケージやガーメント、サインなどの幅広い分野におよんでいる。近年のデジタル印刷技術の進展は、小ロット・多品種印刷からマーケティング分野との連携などを含めて、特殊印刷分野への新たな可能性を高めている。同セッションでは、インダストリアル印刷市場の将来性について、それぞれの分野で活躍する印刷会社とともに考える。
  11月25日(金)14時〜16時
  会場=102会議室(定員100名)

「変わる出版印刷ビジネスに見る印刷・サプライチェーンの再構築と将来像」
 近年、出版不況という言葉をよく耳にするが、電子コミックの普及により大手出版社においては、最高益が出ているという現状もあるなど出版ビジネスは大きな変革期を迎えていると言える。同セッションでは、出版業界のサプライチェーン再構築をテーマに、危機感を持ちながらも最前線で取り組む企業とともに現状とその将来像について議論していく。
  11月27日(日)14時〜16時
  会場=102会議室(定員100名)

「印刷ビジネスのキーワードについて語ろう」
 市場規模の縮小だけでなく、印刷を取り巻く外部環境変化には様々な側面があり、環境対応やSDGs、デジタル化、マーケティング、ユニバーサルデザイン、各種新素材の開発など、印刷市場に関連する様々なキーワードがある。同セッションでは、今後の印刷ビジネスに密接に関連するビジネスキーワードについて語っていく。
  11月27日(日)11時〜13時
  会場=102会議室(定員100名)

「カラーマネジメントとJapan Color認証制度」
 カラーマネジメントをメインテーマにして、認証取得している優れた実践企業とディスカッションを行うことにより、Japan Color認証制度の有益性と活用法を理解してもらう。
  11月26日(土)11時〜13時
  会場=102会議室(定員100名)


(3)TOUR IGAS
全体のトレンド解説や様々なテーマを設定して専門的な情報を提供していく。

〈スタンダードコース〉
 IGAS2022全体のトレンドをコンパクトに紹介する。定員15名×8コース/1日 所要時問50分

〈テーマフォーカスコース〉
 様々なテーマを設定して専門的な情報とともに出展企業を紹介する。定員15名×5コース/1日 所要時間=事前セミナー20分、ツアー40分


(4)INNOVATIVE BUSINESS ZONE
 中小印刷会社やプリントバイヤー、ブランドオーナーに向けて、出展者が共同で印刷ビジネス拡大のためのヒントを提供する特設ゾーン。スモールスタートエリアとインダストリアルプリントエリアから構成される。

〈スモールスタートエリア〉
 高付加価値商材の企画、製造に関わる各種デモンストレーションを行う。マーケティング機能などと連動した新たな印刷ビジネスのあり方や自動化、省人化などを目指す製造システムの効率化を訴求していく。

〈インダストリアルプリントエリア〉
 印刷用紙以外の特殊素材に対する小ロット印刷技術のデモンストレーションを行う。多様な産業用途市場に向けた印刷ビジネスの拡大を訴求していく。


(5)JPEX
 JPEXブースでは、日本印刷産業連合会・会員10団体において実施されているカレンダー、カタログ、造本装禎、パッケージなどの各種コンテストの優秀作品を一挙公開する。日本印刷産業連合会ブースでは、10団体・クリエイターのコラボレーションにより、持続可能な「印刷」の未来について発信していく。


(6)Smart Factory IGAS2022
 ニューノーマル時代に突入し、仕事への向き合い方が重要なファクターヘと変わろうとしている。その解決策としてデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に大きな期待が寄せられている。過去からの継承ではなく、今のインフラや技術で実現できるDXを紹介する。
 記憶に新しいIGAS2018で注目を集めたSmarat Factry Zoneだが、IGAS2022では参加企業が増え、スケールアップして東6ホールにて開催される。激変する印刷業界の中で成功を収めているユーザーを招いた事例紹介、マーケットリーダーによる近未来像の紹介、協賛メーカー各社による最新技術の紹介、複数社によるコラボレーションプレゼンなど、最新のDX事情満載な内容となっている。
  テーマ=印刷産業におけるSmart Factoryの実現
  会期=2022年 11月24日〜28日
  会場=東京ビッグサイト東6ホール


(7)フレキソ・ジャパン2022
 フレキソ・ジャパンは(一社)日本フレキソ技術協会(FTAJ)が主催するフレキソ印刷専門イベント。2002年に協会創立25周年記念事業として企画して以降、隔年で開催し今回で10回目となる。会期中は、フレキソ印刷に関連する国内外の最新の技術および市場動向をフォーラムとテーブルトップショーを通じて発信していく。今回は「イノベーションforサステナビリティ」をテーマに、フレキソ印刷がいかに環境対応に優れ、持続可能な社会づくりに貢献できるかにフォーカスしていく。
  テーマ=イノベーションforサステナビリティ
  会期=2022年 11月24日・25日
  会場=東京ビッグサイト会議棟6階
    フレキソフォーラム=605会議室/606会議室
    テーブルトップショー=607会議室/608会議室
  主催=日本フレキソ技術協会