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新たな戦略・ブランディングのもとで準備が進められてきた世界最高峰の印刷・クロスメディアソリューション専門メッセ「drupa2016」(主催:メッセ・デュッセルドルフ)が、2016年5月31日から6月10日までの11日間、ドイツ・デュッセルドルフ見本市会場において開催される。「touch the future」をテーマに、drupaは「プリント4.0」の潮流を明確に提示し、業界ごとのイノベーション、未来の技術を発表する場を提供。主に、印刷、包装、マルチチャネルコミュニケーション、3D印刷、機能性印刷、グリーン印刷における近未来の刺激的なトレンドが焦点となる。

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世界最高峰の印刷・クロスメディアソリューション専門メッセ「drupa 2016」開幕へ
テーマは「touch the future」〜世界50ヵ国からおよそ1,800社がエントリー

2016年5月31日から6月10日までの11日間、ドイツ・デュッセルドルフ見本市会場で開催

 新たな戦略・ブランディングのもとで準備が進められてきた世界最高峰の印刷・クロスメディアソリューション専門メッセ「drupa2016」(主催:メッセ・デュッセルドルフ)が、2016年5月31日から6月10日までの11日間、ドイツ・デュッセルドルフ見本市会場において開催される。「touch the future」をテーマに、drupaは「プリント4.0」の潮流を明確に提示し、業界ごとのイノベーション、未来の技術を発表する場を提供。主に、印刷、包装、マルチチャネルコミュニケーション、3D印刷、機能性印刷、グリーン印刷における近未来の刺激的なトレンドが焦点となる。

 会期を14日間から11日間に短縮するとともに、開催周期を4年から3年へと変更することを決め、新たな戦略・ブランディングのもとで開催される「drupa2016」。合併や業界再編などにより、出展者数・展示スペースは前回のdrupa2012よりも減少する見込みだが、drupa2016統括部長のザビーネ・ゲルダーマン氏は「これがdrupa自体の質の高さに影響するわけではない。国際的なグローバルプレイヤーやマーケットリーダーをはじめ、世界中の革新的な企業などが一堂に会し、印刷およびクロスメディアの技術やソリューションのすべてが集結する。包括的に業界全体を見渡せるのがdrupaの強みだ」と説明する。


 これまで4年に一度開催されてきた印刷産業のオリンピック「drupa」は、世界4大印刷機材展とされる他のIPEX(イギリス)、PRINT(アメリカ)、IGAS(日本)と比較しても、出展社数、参加国数、展示面積、来場者数、いずれをとっても郡を抜く規模を誇る。世界の印刷関連機器・資材メーカーの技術・製品開発は、このdrupaに照準を合わせたスケジュールが組まれ、これまでも印刷産業の革新的テクノロジーの多くが、このdrupaから発信されてきた。世界の印刷メディア産業全体に最も経済的、技術的影響を及ぼす地球規模の印刷産業イベント、それが「drupa」である。

 1951年の第1回開催から今回で第16回目を迎える「drupa2016」には、世界50ヵ国からおよそ1,800社がエントリー。見本市会場19ホールを使用し、実質展示スペースは15万5,000平方メートル(drupa2012は、52ヵ国・1,844社・16万5,159平方メートル)。ここから最新かつ近未来の印刷業界が提示され、印刷ビジネスの多用性とイノベーションが発信される。

 出展企業を登録国別に見ると、とくにドイツ以外からの出展が1163社でおよそ72%に及んでいる(前回は67%)のがdrupaの特長でもある。社数では、ドイツの459社に次いで、中国の277社、イタリアの154社、イギリスの90社と続く。また、展示面積では、ドイツの5万1,200平方メートルのあと、中国の1万3,700平方メートル、イタリアの1万3,100平方メートル、オランダの1万1,800平方メートルとなっている。

 なお、日本からも32社(4,900平方メートル)がエントリーし、「日本が誇る技術」が注目を集めることになるだろう。