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【随時更新】世界最大規模を誇る国際印刷・メディア産業展「drupa2012」(主催:メッセ・デュッセルドルフ)がいよいよ5月3日から16日まで、ドイツ・デュッセルドルフ見本市会場において開催される。今回は世界約50ヵ国からおよそ1,850社が出展を予定。見本市会場の全19ホールを使用し、実質17万平方メートル以上に及ぶと見込まれる展示スペースでは、世界の印刷関連メーカーが進めてきた過去4年間における研究開発の成果が競演する。2週間限定で突如として姿を現す「世界一の印刷工場『drupa』」には、会期中35万人以上の来場者が見込まれている。

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世界最大規模を誇る国際印刷・メディア産業展「drupa 2012」開幕へ

5月3日から16日まで、ドイツ・デュッセルドルフ見本市会場で
世界約50ヵ国からおよそ1,850社がエントリー、展示面積は17万平方メートル以上

 世界最大規模を誇る国際印刷・メディア産業展「drupa2012」(主催:メッセ・デュッセルドルフ)がいよいよ5月3日から16日まで、ドイツ・デュッセルドルフ見本市会場において開催される。今回は世界約50ヵ国からおよそ1,850社が出展を予定。見本市会場の全19ホールを使用し、実質17万平方メートル以上に及ぶと見込まれる展示スペースでは、世界の印刷関連メーカーが進めてきた過去4年間における研究開発の成果が競演する。2週間限定で突如として姿を現す「世界一の印刷工場『drupa』」には、会期中35万人以上の来場者が見込まれている。
​ 4年に一度開催される印刷産業のオリンピック「drupa」。世界4大印刷機材展のひとつに数えられるこの「夢の祭典」は、他のIPEX(イギリス)、PRINT(アメリカ)、IGAS(日本)と比較しても、出展社数、参加国数、展示面積、来場者数、いずれをとっても郡を抜く規模を誇る。世界の印刷関連機器・資材メーカーの技術・製品開発は、このdrupaに照準を合わせたスケジュールが組まれ、これまでも印刷産業の技術トピックスの多くが、このdrupaから発信されてきた。世界の印刷メディア産業全体に最も経済的、技術的影響を及ぼす地球規模の印刷産業イベント、それが「drupa」である。
 1951年の第1回開催から今回で第15回目を迎える「drupa2012」には、世界約50ヵ国からおよそ1,850社がエントリー。見本市会場全19ホールを使用し、実質展示スペースは17万平方メートル以上に及ぶと見られ、過去最大規模となった前回のdrupa2008に次ぐ規模となる見通しだ。
 会期中の来場者は35万人以上と推定されており、前回のdrupa2008に引き続き、アジア勢、とくに著しい経済成長を背景とした中国勢の急増が予想される。
 今回のdrupa2012では、出展側についてもこのトレンドは加速している。出展登録国を見ると、2004では43社であった中国からの出展は、2008で146社に、さらに今回の2012では239社に急増。出展面積は合計1万1,000平方メートルにおよび、前回比約2倍となっている。
 出展社数だけを見ると、ドイツ(577社)に次ぐ数字で、イタリアの154社、イギリスの115社といった欧州勢を上回っている。国内需要だけでなく輸出の実績も上げている中国企業の技術がどの程度まで進歩を遂げ、drupaという地球規模の印刷機材展で、どのようなポジショニングをとるのかも注目されるところだ。
 日本からも35社がエントリーしており、「日本が誇る世界の新技術」として注目を集めるだろう。
 ベルンハルト・シュライヤーdrupa2012会長は、「drupaはアイディアを与える重要な見本市。また、ソリューションと成功を生むビジネスモデルについて情報を交換するプラットフォームでもある」とその重要性を強調している。