(株)日本HP(本社/東京都港区、岡戸伸樹社長)のデジタル印刷機のユーザーである大洞印刷(株)(本社/岐阜県本巣市、大洞広和社長)は、受注から出荷までのワークフロー管理システムを導入し、デジタル印刷サービスの二桁成長を継続している。
1932年創業の大洞印刷は、「CHANGE CHALLENGE CREATIVE」という経営理念のもと製造業から印刷を使ったサービス業、プリントサービスプラットフォームの提供へと積極的に業務を拡大している。特殊印刷と加工に強みを持ち、2015年から「HP Indigo 30000 デジタル印刷機」と「HP Indigo 7900 デジタル印刷機」を活用してクリアファイルやパッケージなどの小ロット多品種製造を行っている。
2021年には、生産性の向上と国内外からの受注拡大を目指し、受注から出荷までの製造ワークフローを管理するアプリケーション「HP PrintOS Site Flow Pro」を採用。これにより大量の小ロット印刷の受注をシステムで自動処理することで、短期間での製造や出荷が可能になり、デジタル印刷による売り上げが2021年から前年比で二桁の成長を続けている。
同社は、2023年10月に「HP Indigo 15K HDデジタル印刷機」を増設し、より多くの需要に対応できるよう環境を整えている。さらに同社は、2023年9月にフォトブック作成サービス「Photoback」を運営するコンテンツワークス(株)を買収し、さらなる印刷サービスの拡充を目指していく。
【大洞印刷・大洞社長のコメント】
「当社は、プリントサービスプラットフォーマーを目指し、2年前からHP PrintOS Site Flowを活用している。自社のECサービスに加え、海外のECサービスとの接続性が高く、国内需要インバウンドの増加もあり、2023年の1年間で600万以上の印刷物を制作した。クラウドベースの運用は、セキュリティ面でも優れており、投資対効果も期待以上で、今では当社の基幹となる不可欠なシステムとなっている」