■写研
今回、会場でのセミナーに多くの人が集まっていたのが、Adobeシステムズ、ボイジャーと写研である。写研といえば、印刷業界では美しいフォントで有名だ。
ブース内のセミナーエリアでは、長年愛されているゴナ・ナールを制作した中村先生の話に始まり、IllustratorやInDesign上で使用可能な写研のOpenTypeフォント、iPad上の電子書籍で使われている写研フォントがデモされていた。
出版社・読者に長年愛されている写研フォントだが、オープン化されていなかったため、電子書籍上で見ることもなかったが、今回のデモでその可能性を目の当たりにすることができた。どのフォントからオープン化すべきかを検討しているとのことで、ブース内ではアンケートがとられていた。すでにウインドウズベースで動作する写研システム上では、OpenTypeフォントがインストールされていたとのことで、写研フォントのOpenType化は済んでいるとのこと。あとはリリースを待つばかりなのだろう。